猫のフィラリアについて

フィラリアとは…

寄生虫の一種です。別名「犬糸状虫」とも呼ばれています。 

フィラリアの成虫はそうめんのような細長い形をしており、長さが30センチにもなります。

心臓・肺などに障害を引き起こして、最悪の場合は死に至ることもあるおそろしい病気です。 


感染経路…

フィラリアに感染している動物の血を蚊が吸う

→蚊の体内にフィラリアの幼虫が入り込む

→その蚊が猫の血を吸う

→蚊の体内にいるフィラリアが猫に感染する

猫の場合、フィラリア幼虫の多くは心臓にたどり着けないといわれています。

また、猫がフィラリアに寄生されてもほとんど症状が見られないこともあるようです。


おもな症状…

嘔吐、下痢、食欲低下、元気がない、咳、などが一般的です。 

まれに呼吸困難になり突然死することもあるようです。 


予防法…

 ● 完全室内飼育 

 ● 予防薬(使用期間:5月~12月) 


検査方法…

〇フィラリア抗体検査 

採血・検査し免疫反応を利用します。

雌のフィラリア成虫に反応するので、雄のみの寄生や幼虫のみの寄生だった場合は陰性という検査結果となり、獣医師でも確定することが難しいでしょう。

〇レントゲン 

レントゲンでフィラリアそのものは見えません。

肺や気管支の見え方、特に、肺動脈の太さで判断することになります。  

〇エコー検査 

エコーで心臓内を直接見てみることで、心臓内のフィラリアを確認します。

ただ、心臓内にいるフィラリアしか発見できません。

猫の場合、肺などにいるフィラリアが症状を起こす事が多いので、心臓以外にいた場合にはわからないという事になります。  


駆除の方法… 

獣医師さんでも完全に駆除することは困難です。

虫下しのお薬を処方される病院が一般的です。

猫の場合は、体内の成虫や幼虫の駆除は猫が本来持っている免疫力にまかせて、人間の側では再感染の予防に努めるという方法が基本となっています。  

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